絵本をかじる・食べる赤ちゃんの原因と対策|0歳からの読み聞かせは破れにくい厚紙絵本(ボードブック)で安心安全に楽しもう | mini mom wife|みにまむわいふ

【知育】絵本をかじる・食べる赤ちゃんの原因と対策▶︎0歳からの読み聞かせは破れにくい厚紙絵本(ボードブック)で安心安全に楽しもう

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教育

モンテッソーリ教育はじめ、知育・幼児教育に取り組む家庭や、子どもに本好きになってほしいと考えるママの中には、絵本の読み聞かせを0歳のうちから始める人も多いのではないでしょうか。

0歳から読み聞かせをしているママが直面する悩みの一つが、赤ちゃんが絵本をかじる・食べるというもの。そんな絵本を食べてしまう0歳児への読み聞かせには、厚紙絵本(ボードブック)が最適です。

これから読み聞かせを始めようと考えている0歳児のママは、赤ちゃんの成長・発達を見越して、破れにくい厚紙絵本(ボードブック)を選びましょう。そうすることで、赤ちゃんが絵本をかじる・食べる時期が来たときにも、紙の誤飲の危険性を減らしながら、親子ともに安心安全に絵本の読み聞かせを楽しむことができます。

1|赤ちゃんが絵本をかじる・食べる時期はいつからいつまで?原因は?

赤ちゃんがなんでも口に入れ始めるのは生後5ヶ月頃から始まります。口に入れなくなる時期は個人差が大きく、1歳半〜3歳頃までが多いと言われています。

赤ちゃんがいろいろ舐めたり口に入れたりする原因のひとつには、本能的に自分の腸に大腸菌などを含む様々な菌を取り込んで、腸内細菌を増やし、免疫力をつけようとしている(*1)ことが挙げられます。

このように、赤ちゃんの成長・発達の観点から、危険の伴わない範囲でモノを口に入れるのを止めないことが大切なのです。

2|紙は誤飲の危険性がある

そうは言っても、紙の絵本をかじって食べてしまうと、うまく飲み込めずに喉につまらせてしまう危険性があります。そのため、なんらかの対策を取らなければいけません。

東京都の調査結果によれば、子どもが誤飲・誤飲しそうになったワースト3には紙類が入っており、紙類が誤飲・誤飲しそうになった件数が最も多いです(*2)。

読み聞かせでは、絵本と子どもの距離が近くなるからこそ、できうる限りの安全対策が必要です。

なおモンテッソーリ教育では、絵本は子どもの手が届き、自ら選び取れるような収納を推奨しています。これ自体は素晴らしいことですし、私も実践しています。

しかし、ずり這いが始まってからというもの、あっという間に自分で絵本棚まで行き、絵本を引っ張り出し、大人が気付いたときには口の中に絵本の紙切れが入っていた・・・とヒヤリとすることが何度かありました。
例えば、子どもがお昼寝から目覚めた後や、大人がお手洗いに行って戻ってきた後などです。

もしも赤ちゃんが紙を食べてしまったときは、赤ちゃんが大人の声や様子に驚いて、誤って紙片を飲み込んでしまわないよう、落ち着いた声のトーンで「お口を見せてね」などと声をかけながら口を開け、紙片を取り出しましょう

3|安全対策はボードブック(厚紙絵本)を選ぶこと

こうした絵本を取り巻くヒヤリハットを起こりにくくするための安全対策として、子ども自らが届く範囲に置く絵本は、噛んでも舐めても破れにくいボードブックの絵本にするのがおすすめです。

3-1|ボードブックとハードカバーの違いや安全性は?

ボードブックの絵本は、厚紙を張り合わせてできているので、赤ちゃんが噛んでも破れにくく、よだれに強いです。
また、ボードブックは「食品用パッケージにも使われている、蛍光染料を使わない安全な紙で、インクもふくめ、あかちゃんがなめても安全な材質のもの」でできています(*3)。

一方で、絵本や児童書の多くはハードカバータイプです。
ハードカバーの絵本は「表紙(カバー)は厚紙で、中のページは薄い紙」でできています。

3-2|それぞれのメリット・デメリット

ハードカバーの絵本は、選べる冊数が多く、嵩張らない分ページ数が豊富なものが多いです。
それに対して、ボードブック絵本は、0歳児など低月齢・低年齢の子向けの作品が多いです。厚紙で作られている分、ページ数の割に横幅を取るのが難点です。

いろんな絵本に触れて欲しいので、どちらのタイプの絵本も持っています。
しかし、ハードカバーの絵本の中には、手で破れてしまった部分をテープで補正したり、かじった紙片を止む無く捨ててしまったりした部分があります。

娘がかじってページの一部がなくなった絵本の写真です。紙の絵本は他にもたくさんかじられています・・・!
娘がかじってページの一部がなくなった絵本。紙の絵本は他にもたくさんかじられています・・・!

娘は絵本を口に入れたがっているのに、安全のため絵本を取り上げるものの、それによって不機嫌にさせてしまうこともしばしば・・・。

一方で、ボードブックタイプの絵本はページが破れることがないので、口に入れてしまっても、取り上げる必要もなく、母子ともに読み聞かせを楽しめています。
また、指先の発達途上にある赤ちゃんにとっても、ページをめくりやすそうな点もメリットのひとつです。娘の場合、6〜7ヶ月頃から「ページをめくること」を楽しんでいる様子が見受けられました。

このように、ボードブックの絵本は、安全性に配慮した厚紙で作られており、赤ちゃんが自分でめくるよろこびも味わえるので、親子ともに安心して読み聞かせを楽しむことができます。
なんでも口に入れて確かめる時期に、赤ちゃん手に届く範囲で置く絵本は、全てボードブックタイプにするのがおすすめです。

4|おすすめのボードブック絵本7選

娘(執筆時点の月齢:0歳8ヶ月)と実際に読んでいるボードブック絵本はこの通りです。

ボードブック絵本を中心とした写真です。娘の手に届く範囲には、ボードブック絵本で固めています。
娘の手に届く範囲には、ボードブック絵本で固めています

特におすすめのボードブック絵本を7冊ご紹介します。

4-1| 仕掛け絵本

かがみのえほん きょうの おやつは

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鏡の仕掛けがある、見て、読んで、たのしめる絵本です。
縦向きの見開き1ページで、パンケーキ2人分をつくる物語が進んでいきます。

↓実物をもとに、どういう仕掛け絵本なのか動画で紹介されていました。

現役開成高校生のぎん太さんが書いた「偏差値40台から開成合格! 自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法」でも紹介されていた絵本のひとつです。

クリスマスって なあに

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ミッフィーで有名な、あのディック・ブルーナの絵本です。
クリスマスの起源をやさしい物語で教えてくれ、親のわたしも勉強になりました。

ブルーナの絵本に出てくるキャラクターは、基本的にいつも正面を向いていて、赤ちゃんも好む絵(*4)なのだとか。
キャラクターたちがいつも正面を向いているのは、“嬉しいときにも悲しいときにも目をそらすことなく、読者の子どもたちと正直に対峙していたい”というブルーナのこだわりと想いが込められているのだそう(*5)。

4-2| おうち英語:日本語・英語両方が併記されている絵本

だいすきだよ おつきさまにとどくほど

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優しくてあたたかみのある日本語・英語の両方で綴られています。

日々あっという間に時間が過ぎていく中で、この絵本を読むときだけは少し立ち止まって、子どもに「だいすき」だと想う気持ちを、絵本の力を借りて伝えられるお気に入りの一冊です。
実家・義実家滞在の際にも持ち帰っているほどで、お風呂に入る前に読み聞かせており、自然と暗唱できるようになりました。

著作権の関係でページサンプルを載せられませんが、Amazonに見開き5ページ分が画像で掲載されているので、是非見てみてください。
※Amazonでは「ハードカバー」と表示されていますが、ボードブック絵本です。

だいすきだよ きょうも いつまでも

https://amzn.to/3vlxn8H
上で紹介した「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」に次ぐ、同シリーズの絵本です。
今年3月に出版されていたのを偶然知り、購入しました。
※こちらはAmazonでもボードブックと正しく表記されているのでご安心ください。

「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」が夜の落ち着いた色味であるのに対し、こちらは昼間を中心とした明るい色調の絵本です。
「だいすきだよ きょうも いつまでも」も、読んでいる自分までもやさしい気持ちになれる本です。

頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりずかんEnglish

https://amzn.to/3vjDPwY

「頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりずかん」の英語版です。
元保育士の親戚の勧めで、日本語版を購入しました。

↓「頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりずかん」(日本語版)

日本語版と英語版で少し取り扱う単語が異なりますが、両方が手元にあることで「言葉」に興味を持ったときに比較しながら、語彙を楽しく増やせるのではと考えて、2冊とも揃えています。

同シリーズの「頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりえほんEnglish」はハードカバー(紙の絵本)なので、最初はあかちゃんごおしゃべりずかんEnglishがおすすめです。

4-3| 低月齢から楽しめる、コントラストのはっきりした絵本

Sassyのあかちゃんえほん にこにこ

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出産祝いで頂いた絵本で、新生児のときから読み聞かせをしている絵本のひとつです。

特に最初の1, 2ページの食い付きが良く、ここで笑ってくれることが多いです。
生後まもないタイミングでは、ぷちぷち むしゃむしゃ もぐもぐのページが怖かったようで、そこだけ泣いていました(笑)今ではこのページも楽しんでいます。

しましまぐるぐる

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言わずと知れた、ファーストブックとしても有名な絵本です。
こちらは1ヶ月のときから読み聞かせを始めましたが、じっと絵に見入る様子が見受けられました。

5|赤ちゃんとの読み聞かせはボードブックを選ぼう

0歳からの読み聞かせには、月齢が上がっていったときになんでも口に入れる時期が来ることを考慮して、ボードブックの絵本を中心に選びましょう。
口に入れる時期が過ぎる頃からでも、ハードカバーの絵本は遅くありません。

ボードブック絵本を中心に揃えることで、母子ともに安心して、絵本を口に入れること含め、安心して読み聞かせを楽しむことができます。

📚 参考文献 

*1: 藤田紘一郎 (監修)「子どもの幸せは腸が7割 3才までで決まる!最強の腸内環境のつくりかた」, 西東社, 2021年6月
*2: 日経新聞「子供の誤飲、ワースト3は紙・シール・薬 都が調査」, 2010年10月
*3: 偕成社「絵本をかじったり、なめたりしてしまいます!絵本を読むには早いの?
*4: 加藤 映子「思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」,かんき出版, 2020年11月
*5: デザイン事務所Bulanco Inc.「ディック・ブルーナの3つのこだわり − 60周年記念ミッフィー展」, 2015年3月


1歳の娘と夫の3人暮らし。共働き、両実家遠方。過去の自分が知りたかった育児情報を実体験を交えて綴ります。自分含め、家族みんながごきげんでヘルシーに過ごせるよう試行錯誤中。

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