娘が頑固な便秘に悩まされ、1週間に3度、お医者さんに診てもらったときのこと。
お医者さんに便秘の予防・解消法を尋ねたところ、「野菜中心の食事にしましょう」とアドバイスをもらいました。
アドバイスに対して、娘の食事は補完食の考え方をベースとしながら
・1食あたり野菜は30〜45g、おかゆ15g、肉・魚はどちらか一品を15g、りんごかバナナを15g、ヨーグルト
・便秘解消のために良いとされる食品(プルーン、ココナッツオイルなど)はあれこれ試したつもり
・母乳育児中
であることを伝え「変えた方が良いところや、他にできることがあれば教えてください」と聞くと、
「体質ですね」と言われました。
娘の便秘は持って生まれた体質なのかな?やっぱり慢性化してしまうのだろうか?
・・・と不安に思っていたところ、ある本の内容紹介が目に止まりました。
『子どもの幸せは腸が7割 3才までで決まる!最強の腸内環境のつくりかた』という本です。
便秘や下痢などのおなかの問題だけでなく、
感染症にかかりにくくなる免疫力も、
太りやすい・太りにくい体質も、
学力やコミュニケーション能力などの性格まで
腸内環境しだいで大きく変わるといいます。大事なのは、腸にすむ、腸内細菌の種類です。
しかし、ご存知でしょうか。
その大事な腸内細菌の種類は
3才までに決まってしまい、
【3才以降は何をどうがんばっても
種類を増やすことはできない】 のです。勝負は、3才まで。
『子どもの幸せは腸が7割 3才までで決まる!最強の腸内環境のつくりかた』内容紹介(西東社より)
本書は、3才までに
「最強の腸内環境」を手に入れるための本です。
人間と腸内細菌の共生の歴史からひもとき、
赤ちゃんの誕生から3才になるまでの生活において
やるべきこと・やってはいけないことを整理しました。
1|もっと早く知りたかったこと
この本、娘が便秘になっていなければ手に取ることがなかったかもしれません。
それが、もっと早く知りたかったー!と唸る内容でした、、、!
1-1|腸内細菌の組成は1歳半までに9割決まる、という驚きの事実
なんと、本書によれば腸内細菌の数と種類は生後1年半までに9割決まり、3歳以降はほぼ変わらないそうなのです。
だからこそ、3歳までに多種多様な菌を日々の食事、人・動物・自然との触れ合いを通じて取り込むことが大切で、それによって免疫力を高められる(*1)と説明されていました。
*1: これを衛生仮説と言い、衛生仮説を支持するデータもあれば、反論もまたあるようです。
※3歳までが重要であることに変わりはないものの、大人含め3歳以降はこう対処すると良い、という内容も記されていました。
1-2|赤ちゃんの成長のためにも、殺菌・消毒しすぎないことが大切
また、赤ちゃんがなんでも舐める・ハイハイするのは、本能的に菌を身体の中に取り込もうとする意味があるのだとか。
様々な菌に触れることは、自然免疫(生まれつき体に備わっている仕組み)の発達の機会になるので、
その機会を奪わないために、家の中の掃除や手洗いはほどほどにするのが良いのだそうです。
2|本からの学びをどう取り入れることにしたか
この他にも、免疫細胞の7割が腸にあり、腸内細菌と免疫細胞、脳と腸は密接に関わっていることの説明がありました。
だからこそ『子どもの幸せは腸が7割 3才までで決まる!最強の腸内環境のつくりかた』というタイトルだったんですね。
また、本に直接的な答えが書かれていたわけではなかったものの「娘の便秘は持って生まれた体質で、慢性的に続くのか?」という当初の疑問に関しては、
「1歳半前の今この時期だからこそ、便秘は充分に改善の余地がありそう」だと考えられました。
読後すぐできるアクションとして、いま私が試しているのは次の3つです。
娘が風邪をひいたこともあって3はまだ1度しかできていませんが、1・2を中心に実践してみています。
1週間に3度お医者さんに診てもらって以降、便秘は診ていただく必要がない状態で、改善傾向にあります。(よかった、、、!)
ちなみにこの本は、耳でながら読書ができるAudibleの聴き放題対象作品です。
(私は家事をしながら2.5〜3.5倍速で聴きました)
この本以外にも、結構育児関連本があるので、
・座って本を読む時間がなかなか取れない方
・書籍を購入するか迷っている方
におすすめです。
↓無料トライアルができるようなので、よかったらぜひチェックしてみてください。
📚参考文献
すずひろクリニック, 「アレルギー疾患|衛生仮説・旧友仮説」
厚生労働科学研究成果データベース, 「衛生仮説を含めたアレルギー性疾患の発症関連環境要因の解明に関する前向きコホート及び横断研究」
京都府保険医協会, 「『衛生仮説』とアレルギー疾患予防の可能性」
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